スマホ娘とアラフィフ親父の大学受験奮闘日記6

交換ノートもなんと3往復です。最初は一回で終わるかもと思っていましたが、何とか続いています。
昨日は数学Aの図形問題。三角形の内心とベクトル。
前回の物理の運動エネルギーもそうですが、数学や理科にも公式というものがいっぱい出てきます。でも、こうした公式のほとんどは覚えなくてもいいものなのです。
特に三角関数sin(π-Θ)=sinΘとか、丸暗記しようとするから、マイナスとかプラスが訳わからなくなるのです。ポイントはπ=180°とだけ頭にいれておけば、あとは図を書けば膨大な式を一切覚える事もなく、応用も効きます。物理もちょっと大げさですが、突き詰めるとf=maこれが全てなのです。
どういう事かというと、その他の公式は、いつでも導き出せるという事なのです。
三角形ABCの角Aを二等分する線と線分BCとの交点をDとするとBD:DC=AB:ACとなりますが、これだって、簡単に証明できるので、忘れてしまったら、証明からするぐらいの気持ちでいれば、だいぶ気分が楽になります。
一方で、世界史、日本史、地理などで覚えなければならない、人名、地名、年号など、忘れてしまっても何かから導け出せるものではなく、覚えているかいないかで決まってしまいます。
なので、覚えるのが苦手な子は理系科目をやらせるのもありなのではないでしょうか。
文系を志望する子の中には、数学や物理が苦手だからというのが理由な子も多いと思います。
しかしながら、その子たちの全てが暗記が得意という訳ではありません。最悪公民科目で逃げる手はあるかもしれませんが、まだ高1であるなら、決めつけるのは早いかと思います。特にうちの娘は暗記が大の苦手、であるなら、今から数学を好きになってもらう方が早いかもしれません。
各大学の入学試験科目をざっと見てみると、文系であっても、国語、英語は必須ですが、あとは、社会+数学の選択というところが多いです。特に経済、社会科学系には多いので、そういう方面も視野にいれつつ、万が一理科も芽が出てきたら理系も狙えるし、視野が広まります。
そんな事を考えながら、質問ノートの回答を書き終え、娘に渡します。
今日からいよいよ学期末試験、朝から大雨だったので、最寄り駅まで娘を車で送ります。なぜか、二人だけで乗る時も、娘は決して助手席に乗りません。何のためらいもなく、必ず後部座席に乗り込みます。ちらっとバックミラーで娘をみると、朝からスマホ!おいおい、それって私が知っている試験期間中の学生の姿と全くちがうぞ! みんな教科書に赤い印をつけて、緑色の下敷きでせっせと暗記しているものじゃないのかっ!と心の中で叫びましたが、ぐっとこらえ、駅まで送り届けました。。
まずは少しずつ改善して、2年後の本番までにはなんとかしたいと思っております。先が長い闘いです。

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