最近雨の日が多くなってきました。こんな時期はとても蒸し暑く、スーツを着て会社に行くのが辛くなります。そして、目を疑うような半袖おじさんが現れるのもこの時期からです。別に半袖のドレスシャツが悪いと言っている訳ではでく、なんとなくその着方に違和感が生じてしまいます。さて、ワイシャツ(White shirt)の起源は、古代ローマで着用されていた「チュニック」だとされています。
それから、徐々に変化をし、20世紀以降になって、やっと現代のシャツの種類の大部分が誕生しましたが、その変化の過程で、ヨーロッパでは下着として利用されてきた歴史があります。その為、ヨーロッパ(特にイギリス)の人はシャツの下にはTシャツなどは決して着なく、またシャツだけになる事もありません。ましてや半袖など、ポロシャツやTシャツは除いて、ドレスシャツでは存在しないのです。
かたや日本の半袖おじさんはというと、通常のワイシャツの袖を切った感じのシャツで、中には白い半そでのTシャツ。そして、その半袖のTシャツが思いっきり透けて見える。先日「スメハラ」という話をしましたが、これは「乳首ハラスメント」まではいかないまでも、ちょっと見ていて痛すぎます。ヨーロッパの人には、あり得ない物を重ね着している姿はどう映るんでしょうか。という事で、ポイントは四つ。
①Tシャツを中に着るのであれば、極力透けない物を(肌に近い色)
②長袖シャツの袖をまくって、イタリア人の様に着こなす(干場さんスタイル)
③どうしても半袖シャツを着たいのであれば、素材感、シャツの袖の幅、全体のフィット感にこだわったものを。ボタンの色が変だったり、ボタンホールの糸が変な色だったりは論外です。。。
④ジャケットを着る可能性がある場合は、長袖にする
着物文化の私たちが、スーツ文化のイタリア人の様な着こなしをするのは、体形も違うし、そもそも難しいのですが、少しでも近づこうと「意識」する事で、私を含めていつまでも自分を魅せる事に気を付けていたいものです。そうすれば、老けなくなる気がします。
通勤電車の半袖おじさんについて
